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最近よく感じる、子供達と私との「一生懸命」と「勝ち」に対する温度差。
今でこそ子供達のお尻を叩いて「やれーーーーー!」と闘争心に火をつけようとする私だけど、実は本来そうでもない人間です。
自称「私は負けず嫌いだから何でも一番になりたいタイプ」ではあるけど(何故???笑)
思い起こせば、特に勝ちに拘った経験はなかった。
運動会のかけっこは速くもなく遅くもなく
マラソン大会っていうものはなかったものの、体育のタイム測定では意外と速くて自他共にビックリしたものだ。(そのときから、自称「中長距離走に強い人」となる。)そんなときも決して「やったー!」って気持ちはなかった気がする。
勉強は嫌いだった。
でも、そこそこ出来た。テスト前はそこそこやったからね。真面目は真面目だったけど、基本グータラ。だから勉強が習慣になっていなかったからテスト前に焦り、覚えていない事も多い。勿体ないなぁ。
目立ちたがり屋ではなかったはずだけど影の薄い存在ではなかった。オーラがあるとかではなく、憧れの的とかでは勿論なく。人の事は好きだったから知り合いは多かった。
振り返ればまだまだ出てくるけど、
こうして振り返ってみると、私は決して何かに関して勝ちたいと思っていた事はあまりなかった。
唯一、部活は強かったから全国一位だけを目指してそれを果たした。でも、そのくらいかな、拘っていたのは。
親になった今、私は子供達にかなりプレッシャーを与えているのはわかっている。
こんなに勝気だったっけ、私???と、疑問に思って考えたけど。
多分、子供達の「勝ち」に拘り過ぎていると思う。
子供達は私と同じで、何に関してもそれとなく無難にこなすから、何だか昔の自分を見ているようで。
思い出される私は、色々を無難にこなせるからそこまで努力もしないし、出来た時の感動もなく(笑)
ただ、努力をしないからそれ以上にはいかない。
いつの間にか抜かされてしまったりしていたと思う。
それすら気づかず、我が道を行っていた。
だからかなー、子供達に勝気を求めるのは。
目の前に見えている勝ちを目指さずして、いつ勝つんだ???と思うから。
勝つ事、一番になる事って、人生の中でそんなにないものです。そのチャンスも大人になるにつれなくなってくるし、競うことすらなくなってくる。
だからこそ、チャンスがあるなら一位を目指して欲しい、勝ちたいと思って欲しいと思うわけです。
昨年で言えば、息子の運動会のかけっこ、娘の学年別のマラソン大会。練習で何度も泣かせました。私が燃えたのは、彼らの目の前に「勝ち」が見えていたからです。
今を逃して欲しくない、手の届く所に勝ちがあるなら掴ませたい、その一心でした。
子供達もよく頑張ったよなー・・・と、今となっては関心するくらいの「喝っ!」を入れていました。
昨日、クラスのお友達が書写が丁寧に出来たから休み前に表彰されたと娘に聞き、かなり落ち込んでしまった私。
(そしてその直後、新学期の持ち物の「雑巾」の準備を忘れていることに気が付き更に落胆しました・・・。)
書写の授業で何度も娘の作品をみんなの見本にしたと先生に聞かされていたため、その時は単純に、ほうほう、娘は字がきれいになるのかも知れない!と思い、字の書き方のコツが書かれている練習の本を娘と一緒に買ったのです。今後のためにも字は上手い方がいいし、私はあまり良い字ではないので、一緒に上手な字を目指していたのです。
でも、最近その事すら忘れていて、娘も宿題の字が雑になったりしている事もよくありました。
だから、「ちゃんとやっておけばよかった・・・」と後悔したのです。
きっと娘にも表彰のチャンスがあったのだろうと感じました。そして多分、誰にでもチャンスがあったのだろう。全員の作品を出しているのか、先生が厳選して出しているのかはわからないけど、娘もあと何歩かで表彰状を手にする事ができたかも知れない。親バカな私はそう感じてしまうのでした。
今思えば、「へー、○○ちゃん凄いじゃん!」と、娘と一緒に感心すべきでした。娘は「凄い!」と思って私に話してくれたのだから。
何だか、本当に心の狭い私です。
もしかしたら、私に言われなくたって、そのお友達の姿をみて自分も次は頑張ろうと思っていたかも知れないのに。そのような経験から、自然と自分で色々感じて目指すものが出て来るはずだろうに。私の一時の感情でそれを台無しにしているかも知れない・・・
あー、本当に小さな私です。
一番じゃなければいけないわけではない。
ただ、私は子供達が私のように中途半端な状態でこなしていくのではなく、何事にもチャレンジして欲しい、チャンスを掴んで欲しい、そのための精神力を鍛えて欲しい、それを伝えたいのです。
そして何より、勝ちを体感させてあげたい、努力を実らせる事の喜びを感じさせてあげたい、そう思います。
でも、それを押し付ける事が子供のためではないですね。
上手く導く、それが大人の役目。
小さな私には難しいけど、自分の感情を押し付けがちなその行為を禁止し、子供達をストレスなく伸ばすような方法を取らなければなりせんね。
昨夜娘が眠った後に忘れていた雑巾を縫いながら色々考え、こっそり娘のふでばこに反省の言葉を書いて入れておきました!
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