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小学校2年生で親友なんて出来るかなー?
と、今までの私だったら思っていたハズ。
その概念を、息子と息子の「親友」によって覆されてからおよそ一週間になります。
まだまだ寂しさが抜けませんが。
学校は別だったけど同じサッカーチームで活動していた二人は、知らず知らずのうちに一番の仲良しになり、お互いの家族にも家族の一員のように受け入れられ、絆が芽生え、ただの仲良しではない友情を育んでいました。
そんな二人の物理的な距離が、お友達のお父さんの転勤により離れてしまう事がわかったのは先月。昨年末ですね。
引っ越してしまうまで目一杯遊ぼう!と、楽しい日々を過ごしました。別の学校だったお友達が帰りにそのまま我が家に寄って遊び、お風呂に入り、ご飯を食べて夜帰る事もありました。最後のサッカーの練習の日は、終わってから我が家にお泊まりに来て、翌日の夜まで遊び続けました。
その夜でひとまず引っ越し前に会えるのは最後でした。
最後の最後まで楽しく遊び、いざ送って行くために家を出るとき。
「忘れないでね。」
「忘れるわけないじゃん。」
「忘れちゃうかもね?」
「大丈夫!」
それまでずーっと元気だった二人が、ボールを投げ合いながら落ち着いた口調で話していました。
お前達ぃぃぃぃぃ、
泣けるじゃねーかー。・°°・(>_<)・°°・。
涙腺が崩壊しそうな光景を見せつけられましたが、もっと泣きたかったのは本人達。送り届けると、お友達は一度お母さんに抱きついて、そのまま家に入って行きました。ベッドに入って泣いていたそうです。息子も、帰りの車の中で泣いていました。
最後の練習のとき、記念のプレゼントとしてチームのみんなで撮った写真入りのフォトフレームを頂きましたが、裏に「親友」とお友達の直筆メッセージが書かれていて、二人のツーショット写真も添えられていました。ツーショットがとてもいい写真なのです。
バイバイするときには、お友達のお父さんとお母さんからお年玉のようにお駄賃?を頂き、ポチ袋には「Best friend」と書かれてありました。それを「試合には必ず持っていく!」と、ランドセルの窓付ポケットに入れてあります。中身もそのまま!ずーっと大事にすると。
沢山の宝物を頂いた息子は、お引っ越し先での片付けが落ち着いた頃にプレゼントを送るそうです。
お友達が欲しがっていた我が家にある小さなサッカーボールに自分のサインを書くのだとか。
お前のサイン嬉しいかな?と、つい言ってしまいそうになったけどそこは我慢。
「また来るね!」と、お引っ越し直前と思われる動画が送られて来ました。
僕も行くよね!
子供同士のお別れって、どうしても大人の都合に伴ってしまうから辛いところです。
ずーっと一緒にいたくても、子供に決定権はない。
大人の転勤は決して後ろ向きなものではないけど、子供には理解するのは難しい。
どうして引っ越さなきゃいけないの?ここから離れたくないよー。
どうして引っ越しちゃうの?行っちゃイヤだよー。
なんて素直な言葉なんだろう。
引っ越し一つにしても、様々な事に置き換えても、日々の慌しさに感情に左右される余裕がなくなりがちな大人だけど、そこに付随されて表現される子供達の純粋さ、真っ直ぐさに、ふと本来あるべき姿を感じるものです。
表現するのが難しいけど、この二人の友情は本物だと、しばしのお別れの時に確信しました。この少年二人の友情がずーっと続くようにフォローして行こうと思います。
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