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息子が、今お世話になっているサッカーチームを退団し、新たなチャレンジをする。
目指してきた場所だから喜ばしい事。
ただ、親子共々とーっても寂しいのが正直な気持ちで。
今までのチームのメンバーはみんな純粋で面白くて可愛くて、チームワークもバッチリ。大きな大会で優勝出来たのも、個々の力というよりも息の合ったプレイと、メンバーを思いやる団結力があったから。
ある決勝戦は結果的に優勝出来たけど、勝ち負け関係なく本当に素晴らしい試合で、今振り返っても涙が出る程。
保護者もまた、全員が全選手を我が子のように想ってくれる方々。何度も助けられて来た。
そんなメンバーから離れてチャレンジをする息子ではあるけど、果たしてその選択が本当に正しいのか、今の私達にはわからない。
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何次にも渡る難関なセレクションを受け、合格し、地域の中では最高峰と言われるチームに所属をする事になった。
プレッシャーを感じながら、勝ち取った合格である事に間違いはないし、大喜びもした。
組織も大きいためサポート体制もバッチリ。まるでプロ選手並の扱い。ブランド力もある。環境としては本当に恵まれている。
なんだけど。
目指していたハズなのに、気持ちがフラフラしてしまう。
既に始まった練習風景を見て尚更。
今までのチームでの息子
新しいチームでの息子
新しいチームでの練習はまだ始まったばかりとは言え
楽しそうではあるとは言え
やっぱり、古巣を振り返ると何か違う。
今まで、組織の体制はグダグダでも、お金がなくても、厳しいセレクションがなくても、ブランド力もそこまでなくても、温もりと優しさがあり、伸び伸び楽しく、そして強いサッカーが出来ていた。
強くなるためには、自分が本当に楽しいと感じ、頑張れると感じられる環境、そしてそれを伸ばしてくれる指導者がいる環境に身を置く事も大事なのだと思う。
果たして息子にとって、今までの居心地の良い環境から地域最高峰と言われる環境に身を置く事が本当に良い選択なのだろうか。
わからない。
そりゃわからないさ。
まだまだわからない。
ただ、入りたくても入れない人がいるのだから、選ばれた以上はこの環境に感謝しながら、とにかくがむしゃらにやるしかない。
ひとまず選ばれたメンバーの中でもしっかり活躍している息子。
周りのメンバーも変わり、気持ちはどうなんだろう。
まだまだ、しばらくしてみないとわからないけど
強豪チームへの入団って、もちろんステータスではあると思う。
ただ、必ずしも、そこに入団したから将来を約束されているわけでも、そこに入団出来なかったから強くなれないわけでもない。
セレクションの合格基準もチームによって様々。
たまたま我が家は幼い頃からスクールでお世話になっていたため目指して来たけど、一方でスクールとは別に、選手登録していた離れたくないと思う最高な環境だってあるわけだ。
何を選ぶか、どう考えるか、親が誘導する事も必要だけど、その子が伸びる環境が何なのかに焦点を当てる事も大事だと思う。
その点で、今回の私の親としての選択はどうだったかなーと。
あと数日で来る最高なチームとの別れ、そして、行く行くはあるであろう古巣との対戦に、息子が寂しさではなく、誇らしさや愛情を持つ事が出来ればと願っている。
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